令和8年度地域経済政策推進事業費補助金(被災12市町村における地域のつながり支援事業)(執行団体公募)
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
定額補助(10/10)の全額支援
補助率が定額(10/10)であり、補助対象経費の全額が国費で賄われます。自己負担が原則不要という非常に手厚い制度です。被災地域の復興支援という強い政策的背景に基づく特別な措置であり、資金面の制約なく事業に取り組めます。
「つながり」を核にした柔軟な事業設計
「被災者の人々とのつながり創出」という包括的なコンセプトのもと、交流イベント、コミュニティ形成、産業連携、まちづくりなど、幅広い活動が対象となります。ハード整備ではなくソフト事業に重点を置いており、地域の実情に応じた柔軟な事業設計が可能です。
産業振興・まちづくりへの発展を視野
単なる交流イベントにとどまらず、「産業振興やまちづくりにも資する」取り組みが期待されています。つながり創出が地域経済の活性化や持続可能なコミュニティ形成につながる道筋を描くことが求められます。
執行団体方式による広域支援
執行団体が複数の間接補助事業者に対して補助金を交付する仕組みであるため、被災12市町村の広い地域にわたる多様なプロジェクトを一括して推進できます。
対象者・申請資格
組織形態の要件
- 日本に拠点を有する民間団体等であること
- コンソーシアム形式での申請が可能(幹事者を設定すること)
- 幹事者が業務の全てを再委託することは不可
事業遂行能力
- 本事業を的確に遂行する組織・人員等を有していること
- 事業を円滑に遂行するための経営基盤と資金管理能力を有すること
欠格事項
- 経済産業省からの補助金交付等停止措置を受けていないこと
- 経済産業省からの指名停止措置を受けていないこと
その他
- 経済産業省におけるEBPMに関する取組に協力すること
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申請ガイド
ステップ1:公募要領の精読(公募開始〜数日)
経済産業省のウェブサイトから公募要領を入手し、事業内容・評価基準・予算規模を精読します。執行団体の役割と責務を理解してください。
ステップ2:事業計画の策定(1〜2週間)
被災12市町村でのつながり創出に向けた具体的な事業計画を策定します。対象地域のニーズ調査、連携先の選定、実施プログラムの設計を行います。
ステップ3:事業提案書の作成(1週間)
公募要領の様式に基づき提案書を作成します。事業目的、実施内容、スケジュール、予算計画、実施体制、期待される成果を記載します。
ステップ4:申請書類の提出(期限厳守)
令和8年3月12日までに事業提案書を提出します。
ステップ5:審査・採択(提出後1〜2ヶ月)
書面審査・ヒアリング審査を経て採択が決定されます。採択後は交付申請を行い事業を開始します。
審査と成功のコツ
被災地域のニーズとの整合性
「つながり」から「産業振興」への道筋
持続可能な仕組みの構築
成果の可視化と効果測定
対象経費
対象となる経費
間接補助金(事業費)(4件)
- 交流イベント開催費
- コミュニティスペース運営費
- プログラム企画・実施費
- 講師・ファシリテーター謝金
執行団体運営費(4件)
- 事務局人件費
- 事務所賃借料
- 通信運搬費
- 消耗品費
広報費(4件)
- ウェブサイト制作・運営費
- 印刷物制作費
- SNS運用費
- プレスリリース配信費
旅費(3件)
- 現地活動旅費
- 関係者招聘旅費
- 視察旅費
委託費(3件)
- 効果測定調査委託費
- 会計監査費
- デジタルツール開発費
対象外の経費
対象外の経費一覧(7件)
- 土地・建物の取得費
- 恒久的な施設の建設費
- 飲食費・接待費(会議費を除く)
- 団体の経常的な運営費
- 消費税および地方消費税
- 他の補助金で賄われる経費
- 自動車の購入費
類似する補助金との比較
よくある質問
Q被災12市町村以外での活動も対象になりますか?
本事業の主たる対象地域は被災12市町村ですが、つながり創出の性質上、避難先の都市部での交流イベントや、オンラインでの遠隔交流なども対象となる可能性があります。ただし、活動の目的が被災12市町村のつながり創出と地域活性化に資するものであることが前提です。
Q個人や小規模な団体でも執行団体として申請できますか?
執行団体には間接補助事業者への補助金交付事務等の管理能力が求められるため、一定の組織規模と管理体制が必要です。小規模な団体の場合は、他の団体とコンソーシアムを組んで申請することをお勧めします。幹事者が管理能力を有していれば、コンソーシアム全体として要件を満たすことが可能です。
Q映像芸術文化支援事業との違いは何ですか?
映像芸術文化支援事業はアーティスト・イン・レジデンスなど芸術文化活動に特化していますが、本事業はより広い「つながり創出」をテーマとしています。交流イベント、コミュニティ形成、産業連携など、芸術文化に限定されない多様な活動が対象です。両事業とも被災12市町村の復興支援を目的としていますが、アプローチが異なります。
QEBPMへの協力とは具体的に何をしますか?
EBPM(Evidence-Based Policy Making)は証拠に基づく政策立案のことです。具体的には、事業の成果を定量的に測定し、政策効果の検証に必要なデータを経済産業省に提供することが求められます。参加者数、満足度調査、新規交流の創出数、地域経済への波及効果など、具体的な指標を設定して測定する必要があります。
Q事業期間は1年間ですか?
事業期間は原則として当該年度(令和8年度)です。ただし、つながり創出の取り組みは単年度で完結するものではないため、継続的な活動の見通しを示すことが評価されます。次年度以降の継続は、別途の予算措置と公募に基づきます。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
定額補助(10/10)のため、同一経費への他の国庫補助金との併用はできません。ただし、復興庁の「被災者支援総合交付金」や福島県独自の復興関連補助金とは、対象経費を明確に区分することで連携が可能です。また、民間財団の助成金(地域活性化、コミュニティ形成関連)は国庫補助との制約が少ないため、補助対象外の経費の補完や、事業終了後の自走化資金として活用できます。被災12市町村が個別に持つ地域振興基金や交付金との連携も検討に値します。
詳細説明
事業の背景
東京電力福島第一原子力発電所の事故から15年を経て、被災12市町村(田村市、南相馬市、川俣町、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、飯舘村)では避難指示の解除が進み、住民の帰還やインフラの復旧が進展しています。しかし、長期避難により地域コミュニティが分断され、人口減少や高齢化が加速するなど、社会的なつながりの再構築が大きな課題となっています。
事業の目的
本事業は、被災者の人々とのつながり創出を通じて、以下を実現することを目的としています。
- 地域の活性化:帰還住民・新規移住者・避難継続者のつながりの再構築
- 産業振興:人的ネットワークを活かした新規事業の創出や既存産業の活性化
- まちづくり:持続可能な地域コミュニティの形成
事業の構造(執行団体方式)
本公募は執行団体(補助事業者)を選定するためのものです。採択された執行団体は以下の役割を担います。
- 間接補助事業者の公募・選定・管理
- 補助金の交付決定・交付・精算事務
- 事業全体のモニタリングと成果の取りまとめ
- 経済産業省への報告
補助金額と補助率
補助上限額は1億1,000万円、補助率は定額補助(10/10)です。自己負担は原則不要です。
対象となる12市町村
田村市、南相馬市、川俣町、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、飯舘村の12市町村が対象地域です。
想定される活動例
- 帰還住民と避難継続者をつなぐ交流プログラム
- 地域外の若者や企業との連携イベント
- 地域産品のブランディングと販路開拓支援
- コミュニティスペースの企画運営
- デジタルプラットフォームを活用した遠隔交流
公募期間
令和8年2月17日(月)から令和8年3月12日(水)まで。経済産業省 大臣官房福島復興推進グループ 福島事業・なりわい再建支援室が問い合わせ先です。