募集中全国対象
非常に難しい
準備期間の目安: 約30

GX戦略地域制度におけるコンビナート等再生に向けた事業化促進事業

基本情報

補助金額
30億円
0円30億円
募集期間
2026-02-12 〜 2026-03-11
残り9
対象地域日本全国
対象業種情報通信業 / 学術研究、専門・技術サービス業
使途新たな事業を行いたい / 販路拡大・海外展開をしたい / 研究開発・実証事業を行いたい / 人材育成を行いたい / 設備整備・IT導入をしたい

この補助金のまとめ

GX2040ビジョンに基づく「GX戦略地域制度」の中核をなす補助金です。全国のコンビナート(石油化学・鉄鋼等の大規模工業地帯)を対象に、既存の産業インフラを活用したGX(グリーントランスフォーメーション)拠点への転換を支援します。特筆すべきは、事業化の前段階であるPre-FEED(予備的設計・調査)に特化している点で、数百億円規模の本格投資に踏み切る前のリスク低減を図れます。補助上限は30億円と国内有数の規模を誇り、自治体と事業者が共同で策定する「GX戦略地域計画」の一部として位置づけられるため、単なる資金支援にとどまらず、規制緩和やインフラ整備といった包括的な政策支援との相乗効果が期待できます。

この補助金の特徴

1

Pre-FEED段階への集中支援

通常の設備投資補助金とは根本的に異なり、事業化の実現可能性を検討する調査・概念設計段階を対象としています。技術的フィージビリティスタディ、概念設計、経済性評価、環境影響予備評価などが含まれ、本格投資の判断材料を整えるための費用を補助します。数百億〜数千億円規模の本格事業化に向けた「投資判断の質」を高めることが本制度の核心です。

2

補助上限30億円の大規模支援

1件あたり最大30億円という破格の補助上限額が設定されています。コンビナート規模の産業施設を対象とした事業化調査には、複数の技術オプション検討、プラント概念設計、用役バランスシミュレーションなど膨大な調査項目が必要となるため、この規模の支援がなければ着手困難な案件にも対応できます。

3

GX戦略地域制度との制度的連動

本補助金は単独の助成制度ではなく、GX戦略地域制度という包括的な政策パッケージの一部です。GX戦略地域に認定されると、本補助金に加えて、立地規制の特例措置、インフラ整備の優先配分、税制優遇措置など、複合的な支援メニューへのアクセスが可能になります。

4

自治体・事業者の共同発意型

計画策定において自治体と民間事業者の共同発意を前提とする設計になっています。これにより、用途地域変更や環境アセスメントなど行政手続きの円滑化が制度的に担保され、事業化までのリードタイム短縮が見込めます。

対象者・申請資格

組織形態の要件

  • 日本国内に拠点を有する民間企業・団体であること
  • コンソーシアム形式での申請が可能(幹事者を設定すること)
  • 幹事者が業務の全てを再委託することは不可

事業遂行能力

  • 本事業を的確に遂行できる組織体制および人員を有していること
  • 事業を円滑に遂行するための経営基盤と資金管理能力を有していること

欠格事項

  • 経済産業省からの補助金交付等停止措置を受けていないこと
  • 経済産業省からの指名停止措置を受けていないこと

対象業種

  • 情報通信業および学術研究・専門技術サービス業が主な対象
  • コンビナート関連事業者(石油化学、鉄鋼、エネルギー等)との連携が想定される

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申請ガイド

1

ステップ1:公募要領の確認と体制構築(公募開始前〜1週間)

公募要領を精読し、対象となるGX戦略地域の要件を確認します。自治体との連携体制を構築し、コンソーシアムを組成する場合は参画事業者の選定と役割分担を決定します。

2

ステップ2:GX戦略地域計画の策定(1〜2週間)

自治体と共同で、コンビナート等再生に向けたGX戦略地域計画を策定します。既存インフラの現状分析、GX新事業の候補リストアップ、Pre-FEED調査の範囲設定などを行います。

3

ステップ3:事業提案書の作成(1〜2週間)

公募要領に基づき、事業提案書を作成します。Pre-FEED調査の具体的な実施計画、スケジュール、予算計画、期待される成果と本格事業化への道筋を明記します。

4

ステップ4:申請書提出(期限厳守)

jGrants電子申請システムまたは指定の方法で提出します。令和8年3月11日12:00必着。提出前に全書類の整合性を最終確認します。

5

ステップ5:審査・採択(提出後1〜2ヶ月)

外部有識者を含む審査委員会による審査が行われます。必要に応じてヒアリング審査が実施される場合があります。採択後は交付申請手続きに進みます。

審査と成功のコツ

GX拠点としての将来像の具体性
審査では、Pre-FEED調査の結果がどのように本格事業化につながるかの道筋が重視されます。「世界に勝てる」GX拠点の形成という制度趣旨に沿い、国際競争力の観点から事業の優位性を具体的な数値やベンチマークで示すことが採択の鍵です。
既存インフラの活用度
コンビナート等の「既存用地の空きスペースや設備の有効活用」が制度の核心です。ブラウンフィールド開発としての利点(インフラ共有、用役供給、物流効率等)を定量的に示し、グリーンフィールド開発と比較した優位性を明確にしてください。
自治体との連携の実効性
自治体と事業者の「共同発意」が制度要件です。形式的な連携ではなく、用途地域変更の見通し、環境規制への対応方針、地域雇用への貢献など、自治体側のコミットメントが具体的に示されていることが重要です。
脱炭素効果の定量評価
GX関連事業として、CO2削減効果の定量的な試算が求められます。Pre-FEED段階であっても、概算レベルでの削減量見込みとその算定根拠を示すことで、事業の環境面での意義を訴求できます。

対象経費

対象となる経費

調査・コンサルティング費(4件)
  • 技術的実現可能性調査(フィージビリティスタディ)
  • 市場調査・需要予測
  • 環境影響予備評価
  • 概念設計(コンセプトデザイン)
設計・エンジニアリング費(4件)
  • プラント概念設計
  • 用役バランスシミュレーション
  • プロセスフロー設計
  • 基本レイアウト設計
外注費(3件)
  • 専門コンサルタント委託費
  • 技術評価委託費
  • 法規制調査委託費
旅費・交通費(3件)
  • 現地調査旅費
  • 先進事例視察旅費
  • 関係機関との協議旅費
会議費・事務費(3件)
  • 審議会・検討会開催費
  • 資料作成費
  • 通信運搬費

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 設備・装置の購入費(Pre-FEED段階のため)
  • 土地の取得費・造成費
  • 建物の建設費・改修費
  • 既存事業の運転資金
  • 人件費(常勤職員の給与)
  • 飲食費・接待費
  • 消費税および地方消費税
  • 特許出願費用

類似する補助金との比較

この補助金

GX戦略地域制度におけるコンビナート等再生に向けた事業化促進事業

令和8年度産油国等連携強化促進事業費補助金(中央アジア・コーカサス地域等産油・産ガス国投資等促進事業)

令和8年度地域経済政策推進事業費補助金(映像芸術文化支援事業)

エネルギー使用合理化設備導入促進対策費補助金(資源自律経済確立産官学連携加速化事業)

補助金額上限 30億円上限 4000万円上限 1.1億円上限 2.4億円
補助率-定額定額(10/10)とし、うち、原則として70,000,000円以上は事業費(間接補助事業者への補助経費)とすること。募集要領を参照
対象者情報通信業 / 学術研究 / 専門・技術サービス業分類不能の産業漁業 / 建設業 / 製造業 他29業種漁業 / 建設業 / 製造業 他29業種
ステータス募集中募集中募集中募集中

よくある質問

QPre-FEEDとは何ですか?通常の調査補助金とどう違いますか?
A

Pre-FEED(Preliminary Front End Engineering Design)は、大規模プラント建設プロジェクトにおける初期段階の調査・概念設計を指します。通常の調査補助金が机上調査やヒアリング中心であるのに対し、Pre-FEEDではプラントの概念設計、技術オプション比較、概算事業費算定(精度±30〜50%)など、より実践的・技術的な検討を行います。本格投資(数百億〜数千億円規模)の判断材料を整えることが目的です。

Qコンソーシアムでの申請は可能ですか?
A

可能です。コンソーシアム形式で申請する場合は、幹事者を決めた上で幹事者が事業提案書を提出してください。ただし、幹事者が業務の全てを他の者に再委託することはできません。コンビナート再生は複数企業の連携が不可欠なため、関連企業や大学・研究機関とのコンソーシアム組成が推奨されます。

Q自治体との連携はどの程度必要ですか?
A

GX戦略地域制度は「自治体及び事業者の発意」による共同計画が前提です。形式的な連携ではなく、自治体がGX戦略地域計画の策定に主体的に関与し、用途地域の見直しやインフラ整備への協力など、具体的なコミットメントを示すことが求められます。事前に自治体の企画部門や産業振興部門との協議を開始しておくことが重要です。

Qどのような事業者が対象ですか?中小企業でも申請できますか?
A

対象は日本国内に拠点を有する民間企業・団体です。制度の性質上、コンビナート等の大規模産業施設に関連する事業者が主な対象となりますが、中小企業であってもコンソーシアムの一員として参画することは可能です。特に、GX関連の先端技術を持つスタートアップや中小製造業者は、大手企業との連携を通じて参画機会があります。

Q採択後にFEEDや本格事業化に進まなかった場合はどうなりますか?
A

Pre-FEED段階の補助金であるため、調査・検討の結果として事業化を見送る判断になることも想定されています。ただし、補助金の目的に沿った適切な調査・検討が行われたことを報告書等で示す必要があります。調査結果を踏まえた合理的な判断であれば、補助金の返還を求められることは一般的にありません。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金はGX戦略地域制度の一部であるため、同制度内の他の支援メニューとの連携が前提となっています。Pre-FEED完了後の本格事業化段階では、GX経済移行債を活用した大規模投資支援や、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の技術開発補助金との連携が想定されます。ただし、同一経費への二重補助は認められないため、調査段階と実施段階で明確に経費を区分する必要があります。また、地方自治体独自のGX関連補助金や企業立地補助金との併用可能性もあるため、事前に自治体の担当窓口に確認することをお勧めします。

詳細説明

制度の背景と目的

本事業は、2024年に策定された「GX2040ビジョン」に基づくGX産業立地政策の具体的施策として創設されました。日本の産業競争力の基盤であるコンビナート(石油化学コンビナート、製鉄所、エネルギー供給拠点等)は、高度経済成長期に整備された施設の老朽化や、脱炭素化への対応が急務となっています。

GX戦略地域制度は、こうしたコンビナート等の産業資源を「負の遺産」ではなく「GX時代の戦略的資産」として再定義し、既存のインフラ・用地・人材・サプライチェーンを最大限活用した新産業クラスターの創出を目指すものです。

コンビナート等再生型GX戦略地域とは

GX戦略地域制度には複数の類型がありますが、本補助金が対象とする「コンビナート等再生型」は、以下の特徴を持ちます。

  • 既存用地の活用:遊休地・空きスペースを活用し、新規の用地取得なしにGX新事業を展開
  • 既存設備の転用:既存のユーティリティ設備(蒸気、電力、工業用水等)や物流インフラを共有し、初期投資を圧縮
  • 産業集積の活用:周辺企業との原料・製品の連携(マテリアルフロー最適化)により、サーキュラーエコノミーを実現

Pre-FEED事業の位置づけ

Pre-FEEDとは「Preliminary Front End Engineering Design」の略で、大規模プラント建設プロジェクトにおける初期段階の調査・設計活動を指します。具体的には以下の活動が含まれます。

  • 技術オプションの比較検討と最適技術の選定
  • 概念レベルのプラント設計とレイアウト検討
  • 概算事業費の算定(精度±30〜50%程度)
  • 事業経済性の予備評価(IRR、NPV等の概算)
  • 主要リスクの特定と対応方針の策定
  • 環境影響の予備的評価

Pre-FEED の成果物は、本格的なFEED(詳細設計)や最終投資決定(FID)の判断材料として活用されます。

補助対象と補助率

補助上限額は30億円です。補助率等の詳細条件は公募要領に定められています。対象経費には、調査・コンサルティング費、設計・エンジニアリング費、外注費などが含まれます。

公募スケジュール

公募期間は令和8年2月12日(木)から3月11日(水)12:00必着です。約1ヶ月間の公募期間であり、事前準備が不可欠です。採択結果は公募締切後1〜2ヶ月程度で通知される見込みです。

問い合わせ先

経済産業省 イノベーション・環境局 GXグループ 脱炭素成長型経済構造移行投資促進課が所管しています。

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